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隊長チャリダー 恭平君
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お父さん、お母さん、源樹は本当に元気にやっています。 我らバナナかげき団は、現在タイの中部、チェンマイより300km程 南下したTAKという街まで辿り着きました。 八月十日、早朝に目を覚まし、パッキングを整え、一週間慣れ親しんだ チェンマイを後にする。 お父さん、お母さんに見送られ、源樹は爽快にペダルを踏んで走り出した。 13歳の少年を連れて行くことに、少し不安を感じていたが、 走り出して間もなく、その恐れも吹っ飛んだ。 なにより彼が一番早いのだ。 この三日間、一緒に走ってみたが、小さな体からは想像できない タフさを持っている。出発する前に浮かんだ疑惑通り、本当に彼に 抜かされ、額に汗を浮かべるシーンなどは、少なくなかった。 坂を上る時には、立ち漕ぎで早々と駆け抜け、平地でも凛とした顔で 抜いていく。 彼の額に巻いた手ぬぐいが、何ともお祭り野郎といった感じで、 憎らしい。 自分のプライドを汚すまいと、俺の足にも力が入る。 彼は、思った以上にやる男だ。 中学生でこんなに走れるとは。若さというモノには、敵わない。 一緒に走っている25歳、元アメフト部のヒロ君も、流石は体育会系 というスタミナを持っている。 ヒロ君のblog http://ameblo.jp/around-the-earth/ 二人とも、一日目から100km強を走り、段々慣れてきた様子だ。 因みに[バナナかげき団]というのは、banana GHでの出会いと それぞれの名前一文字を取って付けた名だ。 団長はもちろん、我らがボス源樹である。 まあ、こうしてベタベタと源樹を褒めてはいるが、夜になれば彼も 俺とヒロ君の餌食になるわけだ。 *注 変な意味ではない。 俺もヒロ君もそんな趣味は、さらさらないので、勘違いはなさらずに。 お母さん、心配いりません。 餌食というのは、年頃の男のボーイズトークな質問をしたり、 彼女がいるか聞いてみたり、面白い事を言って笑い地獄に落としてみたり (彼は学校で[笑いの源]と呼ばれているそうで。)してからかい、 毎日楽しく彼をイジっている。 源樹はすぐに[うるっせっ~]と言って、ジャレてくる。 もちろんその顔には笑顔があるのだが、ちょっと力が強すぎる。 今日でそんな生活も三日目、皆楽しんでいるようだ。 このメンバーでやれて良かったなと思う。独りでこの国道を走るのは あまりに寂しすぎた。愉快が何より。 源樹は今、俺の隣で眠そうにPC眺め、なぜだか俺の腕を[チュー]と 言ってつねっては笑い、早く終わってほしそうにしている。 腕がちぎれそうだ。 こういう姿を見ていると、普通の中学生なんだなと思う。 この巡り逢わせは、なかなかないと思う。 残されたバンコクまでの旅路を楽しみたいと思う。 "源樹から一言" [今自転車旅行をとても楽しんでいます。 シゲ兄とヒロ兄は、エロいです。お父さん、お母さん心配せずに 日本で待っていて下さい。] ※↓ タイを走る源樹とヒロ君 ※↓ 疲れたのでシェーク屋で休憩中 ※↓ バナナかげき団鉢巻 09/08/13 Tak Thailand
by shige-wander
| 2009-08-13 22:33
| タイ
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